水道水の有機フッ素化合物(PFAS)について

更新日:2024年10月31日

有機フッ素化合物とは

有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素が結合した有機化合物であり、その総称を「PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)」と呼んでいます。

PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました(※)が、環境中では分解されにくく、蓄積性が高いという性質を持っています。

 

※PFOSは半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤など、PFOAはフッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使用されていました。PFOSは平成22年に、PFOAは令和3年に製造・輸入等が禁止されています。​

水道水の水質基準

水道水においては、令和2年4月1日から水質管理目標設定項目に位置付けられ、暫定目標値として「PFOS及びPFOAの合算として0.00005mg/L以下」が厚生労働省により設定されました。なお、水質基準項目の「フッ素及びその化合物」はフッ素とナトリウムなどの無機物が結合した物質のことであり、有機フッ素化合物とは異なるものです。

本村のPFAS検査結果

本村では、5箇所の配水池があり、そこから村内へ配水されております。

各配水池の給水口を計測点とし、定期的に採取して水質検査を行っています。

令和6年度(2024年)の本村の水道水のPFOS、PFOAの検査結果は次の通りです。

すべての計測点において定量下限値(※)を下回っています。

 

※定量下限値とは、正確に測定できる最小の濃度のことです。暫定目標値の10分の1である0.000005mg/Lを定量下限値として設定しております。

検査結果の詳細についてはこちらをご覧ください。

関連情報はこちら

 山梨県では、県民の放射性物質に対する不安感を払拭するため、市町村等と連携して県内全域を対象に水道水の放射性物質検査を実施し、山梨県福祉保健部衛生課ホームページ内で公表しています。

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