令和5年第1回鳴沢村議会定例会審議結果2

国内の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響や、原油等の価格高騰により、依然として厳しい状況であります。先行きについては、感染症対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で持ち直していくことが期待されます。

地方自治体を取り巻く環境も少子高齢化の進行をはじめとする多様な課題が山積みされているところであります。

当村においては、村税収入について、新型コロナウイルス感染症が及ぼす社会・経済活動への影響は不透明であるものの、近年、コロナ禍における減収を見込んだ予算編成となっておりましたが、復調の兆しが見え始めたことから、コロナ禍前の水準に戻した予算編成となっており、固定資産税や村民税、法人村民税などが増加する見込みであることから、前年度と比較して約4％の増収が見込まれます。また、地方交付税については、令和五年度の国の地方財政計画においても、前年度と同水準を確保するとされていますが、将来的には徐々に減少することが推測されています。

一方、歳出面では、社会保障費の増加、公共施設の老朽化による維持補修費の増加等により、今後、財政の硬直化が懸念されます。

このような財政状況の中、より一層の財源確保がもとめられるところであり、不急の支出を抑え、新型コロナ対策に備えるとともに、可能な限り、国・県支出金などの特定財源を積極的に確保したうえでの予算編成を行いました。また、ふるさと応援寄附基金を活用し、各種事業への充当を行います。

主な歳出は、道の駅なるさわ電気設備改修工事を行う、道の駅なるさわ運営事業、8435万5千円、保育所の遊具更新や保育室塗装等修繕工事を行う、保育所運営事業、6399万8千円、いきやりの湯の管理等を業務委託する、鳴沢いきやりの湯運営事業、6119万7千円、新型コロナウイルスワクチン予防接種事業、3858万円、くらし応援商品券を村民一人につき、1万円分を配布する、くらし応援商品券発行事業、3366万9千円、小学校特別支援学級教室に間仕切りを設置する小学校管理運営費、2585万5千円、村道の舗装打ち換え工事を行う、村道改良事業、1904万円、などを計上しております。

歳入は、村税、8億2446万1千円、地方交付税、6億4835万8千円、地方譲与税及び各種交付金、1億8398万円、国庫支出金、1億4286万8千円、県支出金、1億428万1千円などを見込んでおります。

各特別会計については、歳入歳出合計が9億2834万5千円で、前年度比2.1％、1905万8千円の増となっております。

引き続き、歳入の確保及び歳出の節減・合理化に努め、健全で安定的な財政運営に努めていきます。

議案第15号 令和5年度鳴沢村一般会計予算

（予算等の金額の表記は、全て万円未満四捨五入となっております。）

原案可決

予算総額 21億7989万円（対前年度比3.1％、6542万円増）

歳入は次のとおりです

歳出は次のとおりです

議案第16号 令和5年度鳴沢村国民健康保険特別会計予算

原案可決

予算総額 4億2773万円（対前年度比6.1％、2440万円増）

おもな歳入は、次のとおりです

おもな歳出は、次のとおりです

議案第17号 令和5年度鳴沢村簡易水道事業特別会計予算

原案可決

予算総額 1億2795万円（対前年度比13.2％、1487万円増）

おもな歳入は、次のとおりです

おもな歳出は、次のとおりです

議案第18号 令和5年度鳴沢村介護保険特別会計予算

原案可決

予算総額 3億1350万円（対前年度比7.1％、2391万円減）

おもな歳入は、次のとおりです

おもな歳出は、次のとおりです

議案第19号 令和5年度鳴沢村介護予防支援事業特別会計予算

原案可決

予算総額 83万円（対前年度比 16.0％、16万円減）

歳入は次のとおりです

歳出は次のとおりです

議案第20号 令和5年度鳴沢村後期高齢者医療特別会計予算

原案可決

予算総額 5835万円（対前年度比8.0％、431万円増）

おもな歳入は、次のとおりです

おもな歳出は、次のとおりです