鳴沢村地域おこし協力隊員

更新日:2022年07月04日

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移したものを、地方公共団体が「地域おこし協力隊」として委嘱、隊員が、一定期間、地域居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。

鳴沢村の概要

位置と地勢

 当村は、富士山北麓の山梨県の南東部に位置し、北から西は富士河口湖町、東は富士吉田市、南は静岡県富士宮市とそれぞれ接している。集落付近は標高900メートルから1,000メートルの高冷地で、鳴沢村北部に位置する鳴沢及び大田和の二つの集落と別荘地で形成されている。村域の形状はほぼ長方形で、東西8キロメートル、南北14.5ロメートルと南北に長く、面積は8,956ヘクタールとなっている。また、北緯35度、東経138度線上に位置している。本農業振興地域は、村域のうち、富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区等を除いた、3,980ヘクタールが指定されている。このうち農用地区域は、地形・地域条件により、鳴沢地域と大田和地域に2区分している。交通面では首都圏100キロメートル圏内にあり、新宿へは中央自動車道利用で1時間30分で到達でき、静岡県の富士市、沼津市まで1時間強の距離にある。村の北縁を東西に走る国道139号線が他市町村と連絡する広域道路として重要な役割を果たしている。

人口・世帯数

 当村の人口は国勢調査によると、年々増加傾向にあったが、平成22年に2,964人、平成27年には、2,921人となり、減少傾向に転じた。総世帯数については、1,036世帯で、前回調査より21世帯増加している。1世帯あたりの人員は、年々減少傾向にある。
 しかし、全国的にみると、1世帯あたり人員が、2.33人(平成27年国勢調査結果より)となっており、全国平均に比べて高くなっている。
 また、平成30年の高齢者人口比率は、30.6%となっており、山梨県の比率29.4%を上回っている。

産業

 産業別就業者数の推移をみると、第1次産業が147人で9.5%、第2次産業が496人で31.9%、第3次産業911人で58.6%になっている。第1次産業のうち、農業就業人口は120人となっている。

農業の振興

 村の気候や、都心から近い立地条件を活かし、キャベツやスイートコーン等の高原野菜を生産している。また、ブルーベリー等の果樹やビオラ等の花き栽培等、新たな作物の栽培により、農業振興を図ってきた。
 しかし、経営耕地面積は年々減少し、農業従事者の高齢化や兼業農家の増加等、担い手の不足が大きな課題となっている。
 平成19年度から、中山間地域総合整備事業が始まり、ほ場整備、有害鳥獣による農作物被害防止のための防護柵の設置、畑地かんがい井戸、集落道の整備を実施している。

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地域おこし協力隊員を地域に受け入れることにより、地域課題の解決や地域の新たな価値の創造など、地域の活性化を図るため、隊員の導入を希望する団体を募集します。

この記事に関するお問い合わせ先

企画課
〒401‐0398 山梨県南都留郡鳴沢村1575
電話番号:0555-85-2312
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