宅地耐震化推進事業について

更新日:2022年03月04日

背景

 阪神・淡路大震災や東日本大震災では、大規模な造成宅地において地滑りが生じ、崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しました。
 このため、地方公共団体で大規模盛土造成地の有無とそれらの安全性を調査することが重要であると位置づけられました。

大規模盛土造成地とは

 「大規模盛土造成地」とは、「盛土をした土地の面積が三千平方メートル以上であること」又は「盛土をする前の地盤面が水平面に対し二十度以上の角度をなし、かつ、盛土の高さが五メートル以上であるもの」と定められています。前者を「谷埋め型大規模盛土造成地」後者を「腹付け型大規模盛土造成地」と呼びます。

谷埋め型大規模盛土造成地と腹付け型大規模盛土造成地のイメージ図

(出典:国土交通省)

大規模盛土造成地の調査

 これまでの調査により、現段階では、村内に大規模盛土造成地は存在しないことが分かりました。

 今後は、宅地の所有者等(所有者、管理者または占有者)の皆様に大規模盛土造成地の存在を知っていただき、防災意識を高めていただく必要があります。
 宅地における災害を防ぐためには、宅地の所有者等の皆様が、日頃から自らの宅地や周辺の擁壁に目を配り、点検しておくことが大切です。以下のチェックポイントを参考に点検することによって、宅地の被害の前兆となりうる異常を早く発見することができます。もしも、何かおかしいと思われる事象を発見した場合は、鳴沢村役場振興課までご相談ください。

宅地における災害を防ぐためのチェックポイント 詳細は以下

(出典:国土交通省)

被害の前兆となりうる主なチェックポイントとして、

1つ目、擁壁の長い区間で変状(ハラミ出しや水平亀裂)が見られる。

2つ目、擁壁がいつも水の染み出しにより塗れていたり、苔が生えている。

3つ目、道路や側溝を含む宅地地盤や擁壁の変状が連続している。

4つ目、盛土の範囲が特定されている場合、盛土の上端と盛土の下端の部分の擁壁など変状が見られる、また湧水がある。

この記事に関するお問い合わせ先

振興課
〒401‐0398 山梨県南都留郡鳴沢村1575
電話番号:0555-85-3083
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