合併処理浄化槽について

更新日:2022年03月01日

合併処理浄化槽の働き

合併処理浄化槽を設置することで、きれいな水を身近な環境に返して、日本の豊かな自然を守ることができます。環境の保全にとっては良いことづくめですが、そのためには合併処理浄化槽を設置した後の維持管理がきちんとなされなければなりません。

合併処理浄化槽の性能

合併処理浄化槽の性能は、汚れの指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)除去率が90%以上、放流水のBODは1リットルあたり20ミリグラム以下となっています。
これは公共下水道と同じレベルの性能です。生活排水の中の汚濁物質量は(BOD量)は、1人1日当たり40グラムといわれています。合併処理浄化槽で処理すれば、この汚れがわずか4グラム以下に減ります。
BOD量が多い台所や洗濯、風呂などの生活雑排水が処理されない、単独処理浄化槽やくみ取りトイレの家庭と比較すると、その処理効果の差は非常に大きくなっています。

合併処理浄化槽の場合イメージ図

合併処理浄化槽の場合
単独処理浄化槽に比べ、川などに放流される量が8分の1になります。

単独処理浄化槽の場合のイメージ図

単独処理浄化槽の場合

単独処理浄化槽の場合

平成13年4月1日より、改正浄化槽法が施行され、下水道予定処理区域を除いて、浄化槽を設置する場合には、合併処理浄化槽の設置が義務づけられることとなりました。

汚れがきれいになる理由

汚水の中の汚物を浄化する主役は、浄化槽の中のたくさんの種類のバクテリアや原生動物などの微生物です。ところが、微生物は案外気むずかしやで、活発に働かせるためには、微生物が働きやすい環境を整えてやらなければなりません。
合併処理浄化槽の中では、そこに住む微生物によって汚物が分解、浄化され、そのあと浄化された水だけが放流され、汚泥はそのまま浄化槽の中に残ります。残った汚泥は、年に1回、専門の掃除業者によって引き出す必要があります。

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